新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、運営が難しくなっている「子ども食堂」を応援するためのクラウドファンディングを通じたプロジェクトを紹介します。子ども食堂もコロナ禍により運営資金や運営スタッフの不足に陥り、2021年5月時点の通常営業継続はわずか１割 という状況となっています。「子ども達の居場所の確保」のため、再開への取り組みが行われていますので、ぜひ応援してください。
「子ども食堂」の運営が危機に！クラウドファンディングでつなぐ支援
「子ども食堂」とは？｜うさんくさい、大人が儲けているという風評被害
こども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格で地域の子どもや保護者達に食事を提供するコミュニティの場です。子ども食堂の目的としては、「地域交流の拠点」と「子どもの貧困対策」の二つがあります。地域住民のコミュニティとして幅広い年齢層の人を受け入れながら行き場のない子ども達が安心して居られる場所を作る、経済的理由や家庭の事情によって栄養のある食事をとることができない子どもたちを支援する、という社会的な役割を担っています。
近年の「子ども食堂」急増を背景に、「貧しい子ども達が集まる食堂」といった誤解したイメージを持った方が増え、「貧しい子ども達を集めて助成金（補助金）で大人が儲けている」「子ども食堂＝うさんくさい」といった偏見や風評被害も残念ながら生まれています。
新型コロナウイルスの影響で「子ども食堂」の運営が危うい・・・
NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」が2021年2月に実施したアンケート調査（全国33都道府県の334運営団体が回答）によると、
・「従来通り皆で一緒に食べる子ども食堂を開催している」6.1％
・「人数制限の導入や屋外開催などにより、従来と異なる形で子ども食堂を開催している」5.8％
と、食堂運営を中心に活動できている団体は、わずか１割程度でした。多くは、弁当や食材の配布や、弁当の配達といった活動に切り替え運営し、約１割が「活動の休止・延期」を余儀なくされているとのことです。
感染リスクが高いとされるボランティアの高齢者らと子どもとの直接の交流は、やはり難しく、大半の団体が従来通りの運営に戻れる時期の目途が立っていない苦しい状況です。
クラウドファンディング「子ども食堂」応援プロジェクト一覧 2021年版
以下で紹介するプロジェクトは、大手クラウドファンディングサイト「レディーフォー（READYFOR）」や「キャンプファイヤー（CAMPFIRE）」から紹介しています。
「地球子供食堂」〜コロナ禍のこども食堂を歌とダンスで元気づけたい！
山口県発「地球子供食堂〜つながりんがリングプロジェクト」実行委員会が、“自然”や“食”への感謝の気持ちを込めたオリジナル曲『地球子供食堂』のダンスDVDを、全国300か所のこども食堂にプレゼントするプロジェクトです。今回のプロジェクトのきっかけとなった『地球子供食堂』は、映画「こどもしょくどう」（日向寺太郎監督）の音楽全編を手がけた「Castle in the Air」のピアニスト谷川公子さんが、2019年に作詞・作曲し、夫でギタリストの渡辺香津美が編曲した楽曲です。
【支援募集期間】
～2021年6月22日23:00
プロジェクトの詳細＆支援方法
「子ども食堂ひみつ基地」を中心とした社会貢献活動のNPO法人化
2020年6月から運営する「子ども食堂ひみつ基地」は、子どもたちのカレー代をオトナが肩代わり（250円/杯）するみらいチケットのシステムを導入し、大阪府堺市中区深井中町にて活動を継続しています。今後10年の事業継続を目指して、子ども食堂ひみつ基地の活動を中心とした様々な社会貢献活動をNPO法人化し、安定した資金の調達を図ることを目的としたプロジェクトです。現在、居酒屋さんの営業時間外を無償で場所提供してもらっていますが、よりよい環境作りのためにも広いスペースに移ることを目指し、子どもたちの居場所・学びの場である子ども食堂ひみつ基地の拡張を図ります。
【支援募集期間】
～2021年6月13日23:00
クラウドファンディングで医療従事者・飲食店を応援！
全国で広まる飲食店や医療従事者支援に参加しよう！
長らく続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、多くの業種が苦境に立たされています。感染者が増えるなか、最前線で治療にあたる医療従事者への支援プロジェクトや、営業時間の自粛や短縮で大きなダメージを受けている飲食店などへの応援を目的としたプロジェクトがクラウドファンディングサイトにて数多く立ち上がっています。お得なリターンを揃えたプロジェクトもありますので、ぜひチェックしてください。
当サイトでも様々なプロジェクトをピックアップして紹介しています。
クラウドファンディング紹介ページへ
